かなてこ【鉄梃】

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数え方(読み方)・単位

一挺 (いっちょう) 、一丁(いっちょう)、一本(いっぽん)

解説

鉄でできたてこで、手に持って扱う道具であるところから、「挺(丁)」「本」で数えます。

意味

①鉄製のてこ。かなてこぼう。
*浄瑠璃・平家女護島〔1719〕一「大槌大杵かな手こなんどごうごうく〓んく〓ん百千の鉦釣鐘」
*雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三〔1763〕義四「大天狗鉄てこらしいふんをひり」
*黄表紙・江戸生艷気樺焼〔1785〕下「肩に金てこ裾には碇、質におゐてもながれの身」
*高野聖〔1900〕〈泉鏡花〉一二「親仁は少年の傍へにじり寄って、鉄梃を見たやうな拳で、背中をどんとくらはした」
 
②「かなてこつんぼ(鉄梃聾)」の略。
*松翁道話〔1814〜46〕一・下「能うおっしゃって下さったと口にはいへど、耳へは這入らぬ金てこ」

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