数え方（読み方）・単位
①一本（いっぽん）
②一本（いっぽん）、一編 (いっぺん)
解説
①建造物の石円柱は「本」で数えます。
②新聞・雑誌などの囲み記事は「本」で数えます。作品としては「編」でも数えます。
意味
①古代ギリシア・ローマの建物の石の円柱。また一般に、西洋式建物の円柱。
＊青春〔１９０５〜０６〕〈小栗風葉〉秋・一「赤い煉瓦と白い石帯（ストーンバンド）とで畳揚げられた柱（コラム）の裾に」
＊伸子〔１９２４〜２６〕〈宮本百合子〉一・六「下街（ダウン・タウン）らしく真黒に穢（きたな）いコラムつきのある建物」
②新聞、雑誌などで、時事問題、社会風俗などを解説、短評する囲みの欄。記者、評論家、文化人などが署名入り、または匿名で執筆し、筆者の個性や見識を持ち味とするものが多い。囲み記事。短評欄。
＊新しき用語の泉〔１９２１〕〈小林花眠〉「コラムColumn （英） 〈略〉また新聞の欄、印刷の段、横文の縦行、などの意ともなる」
＊鉛筆ぐらし〔１９５１〕〈扇谷正造〉新語散見「地方の文学雑誌や同人誌にはカラムの匿名にしきりとＱが散見する」
