しょうぞく【装束】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一着 (いっちゃく) 、一領 (いちりょう) 、一両(いちりょう)、一双 (いっそう) 、一装い (いちよそい)

解説

装束・甲冑 (かっちゅう) などは「着」「領」で数えます。足袋 (たび) のように対 (つい) になる装束は「両」「双」で数えます。装束のそろったものは「装い」で数えます。

意味

①衣服。着物。衣裳。そうぞく。
*西大寺資財流記帳‐宝亀一一年〔780〕一二月二五日(寧楽遺文)「羅陵王装束一具」
*宇津保物語〔970〜999頃〕楼上下「衣箱一よろひに、唐綾・織物の夏冬のしゃうぞく、又女房の中に、女のしゃうぞく廿具」
*有明の別〔12C後〕一「女のしゃうそくひとくだり、えならぬにほひも、よのつねににずぞみなさるる」
*談義本・風流志道軒伝〔1763〕四「いそぎ浅之進をむかへ、装束(シャウゾク)を改んとて多くの官女達立つどひ」
 
②(─する)衣服や装身具、調度の類を完備して配置すること。衣冠、束帯、直衣(のうし)などで装うこと。身じたくすること。また、その装い。いでたち。そうぞく。
*宇津保物語〔970〜999頃〕楼上下「八人の童、四人は孔雀のしゃうぞくす。四人は胡蝶左右にたちいでて、いとをかしう舞ふに」
*無名抄〔1211頃〕「人の装束の打解けたるさま、おのおのが気色有様、乱れがはしき事限りなし」
*平治物語〔1220頃か〕上・主上六波羅行幸の事「館の太郎貞康は黒革の腹巻のうへに、牛飼の装束して御車つかまつる」
*文明本節用集〔室町中〕「装束 シャウソク」
*御伽草子・文正草子〔室町末〕「うり物にとりては、かぶり、しゃうぞく、むらさきのさしぬき、しゃく、あふぎ」
 
③(─する)家屋、庭、また道具などを装飾すること。また、その装飾品。しつらえ。そうぞく。
*皇太神宮儀式帳〔804〕「太神正殿装束六物。壁代生〓御帳二条。長各二丈二尺。弘各廿六幅」
*今昔物語集〔1120頃か〕三一・七「女、経を読畢(よみはて)て後、沈(ぢん)の念珠の虎珀の装束したるを押攤(おしもみ)て、念じ入て」
 
④合羽の留め具。

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)