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ことば【言葉】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一言(ひとこと) 、一言 (いちごん)

解説

「ひと言 (こと) お言葉を頂戴 (ちょうだい) する」などの訓辞や挨拶 (あいさつ) 、または「ひと言 (こと) いいたいことがある」「いち言 (ごん) 申し上げる」など文句を数える場合は「言 (こと) 」「言 (ごん) 」、標語や合い言葉を数える場合は「つ」を用います。
⇒(げんご)(言語)

意味

社会ごとにきまっていて、人々が感情、意志、考えなどを伝え合うために用いる音声。また、それを文字に表わしたもの。

①話したり語ったり、また、書いたりする表現行為。
*万葉集〔8C後〕四・七七四「百千(ももち)たび恋ふといふとも諸弟(もろと)らが練(ねり)の言羽(ことば)は我は頼まじ〈大伴家持〉」
*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「かくてぞ、花をめで、鳥をうらやみ、霞をあはれび、露をかなしぶ心、ことば多く、さまざまになりにける」
*古文孝経仁治二年点〔1241〕「蓋し、謙の辞ならし」
 
②ものの言いかた。口のききかた。話しぶり。
*大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点〔850頃〕「此の蕪(あらき)辞(コトハ)を截てて其の実録を採らむ」
*伊勢物語〔10C前〕一〇七「されど若ければ、文もをさをさしからず、ことばも言ひ知らず、いはむや歌はよまざりければ」
*コリャード日本文典〔1632〕「cotoba (コトバ) サエ シラヌモノ」
*わらんべ草〔1660〕一「詞のつづき、あとさきしらず、後はづかしからん事をかへり見ずして、筆にまかするのみ」
*浄瑠璃・凱陣八島〔1685頃〕三「すこしことばのよはりたるをりを得て」
 
③たとえて言ったこと。言いぐさ。
*波形本狂言・引括〔室町末〜近世初〕「『塵をむすんで成とも暇(いとま)の印を下され』『夫(それ)は安い事じゃ』と下におちてあるちりをひらいむすびやる『是はことばでこそあれ、何成とも目に立た印を下されと云事でござる』」
 
④表現された内容。

(イ)口頭で語った内容。話。語り。

*土左日記〔935頃〕承平五年一月二一日「かぢ取りの言ふやう『黒鳥のもとに白き波寄す』とぞいふ。このことば、何とにはなけれども物言ふやうにぞ聞こえたる」
*源氏物語〔1001〜14頃〕常夏「ことなるゆゑなきことばをも、声のどやかにおししづめて言ひ出だしたるは、うち聞く耳ことにおぼえ」
*狐の裁判〔1884〕〈井上勤訳〉一〇「頻りに怒りの言語(コトバ)を発(はな)ち」
*爛〔1913〕〈徳田秋声〉五七「婆さんの然ういって帰って行った語(コトバ)に、お増ははげしい侮辱を感じた」
 
(ロ)発言されたもの、記載されたものを問わず、一つのまとまった内容を持つ表現。作品。
*源氏物語〔1001〜14頃〕手習「いとをかしう、今の世に聞こえぬことばこそは弾(ひ)き給けれ、とほむれば」
*史記呂后本紀延久五年点〔1073〕「語(コトバ)は斉王の語の中に在り」
*為兼和歌抄〔1285〜87頃〕「こと葉にて心をよまむとすると、心のままに詞のにほひゆくとは、かはれる所あるにこそ」
*俳諧・花はさくら〔1801〕三聖図讚「されば文明の頃、其道さかんなりし聖たちの言葉、今の掟となりて、其実(まこと)なる事今の人のすさむ事かたかるべし」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉上・小説総論「形容(おもひいれ)をもて演じがたく、台辞(コトバ)をもて写しがたき」
 
(ハ)文字で記されたもの。特に手紙をさしていう。
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「文を書き置きてまからん。恋しからん折々取り出でて見給へ、とてうち泣きて書くことばは」
*和泉式部日記〔11C前〕「さらば参りなん、いかが聞こえさすべきと言へば、ことばにて聞こえさせんもかたはら痛くて」

⑥うた(特に和歌)に対して、散文で書かれた部分。歌集では詞書(ことばがき)の部分。

*伊勢物語〔10C前〕六九「明けはなれてしばしあるに、女のもとより、ことばは無くて、君や来し我や行きけむ思ほえず夢か現(うつつ)か寝てかさめてか」

*大和物語〔947〜957頃〕二三「ことばはなくてかくなん、せかなくに絶えと絶えにし山水の誰しのべとか声を聞かせむ」

*源氏物語〔1001〜14頃〕夕霧「あさましき御心のほどを見奉りあらはいでこそ、中々心やすくひたぶる心もつき侍りぬべけれ。せくからに浅さぞ見えん山河の流れての名をつつみ果てずは、とことはも多かれど見も果て給はず」

*大鏡〔12C前〕二・師尹「やまと哥はとあるをはじめにて、まづ句のことばを仰せられつつ問はせ給ひけるに、言ひたがへ給ふ事、詞にても哥にても無かりけり」

(6)絵巻物、絵草子などで、絵に対して文字で書かれた詞書の部分。

*枕草子〔10C終〕三一・こころゆくもの「よく書いたる女絵の、ことばをかしう付けて多かる」

*源氏物語〔1001〜14頃〕東屋「絵など取り出でさせて、右近にこと葉読ませて見給ふに」

(7)種類としての言語。国語。

*土左日記〔935頃〕承平五年一月二〇日「かの国人聞き知るまじく思ほえたれども、ことの心を男文字にさまを書き出だして、ここのことば伝へたる人に言ひ知らせければ」

*天草本平家物語〔1592〕扉「ニホンノ cotoba (コトバ) トhistoria ヲ ナライ シラン ト ホッスル ヒト ノ タメニ セワ ニ ヤワラゲタル ヘイケ ノ モノガタリ」

*和英語林集成(初版)〔1867〕「ニッポンノ kotoba (コトバ)」

(8)用語。語彙(ごい)。

(イ)語句。単語。

*源氏物語〔1001〜14頃〕玉鬘「よろづの草子・歌枕、よく案内(あない)知り、見つくして、そのうちのこと葉を取り出づるに、詠(よ)みつきたる筋こそ強うは変らざるべけれ」

*毎月抄〔1219〕「すべてよむまじき姿詞といふは、あまりに俗に近く、又おそろしげなるたぐひを申し侍るべし」

*ロドリゲス日本大文典〔1604〜08〕「Cotobaua (コトバワ) フルキヲ モチイ、ココロワ、アラタシキヲ ホントス」

*式之槐市宛芭蕉書簡‐元祿三年〔1690〕正月五日「類(たぐ)いはなれたる御作意に而、御言葉幽玄すがた共感心仕候」

*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉上・小説の主眼「詩歌伝奇に鄙野(ひや)なる言詞(コトバ)を用ふることを悪(にく)むが如くに」

(ロ)連歌などで、「名(体言)」「てにをは」とともに、語彙を三分した一つ。主に今の「用言」をさす。

*連理秘抄〔1349〕「一、韻字 物の名と詞の字と是を嫌ふべからず。物の名と物の名と又可〓嫌〓之」

*連珠合璧集〔1476頃〕下「卅九詞類 引とあらば、しほ、霞〈略〉みじかきとあらば、玉のを、夏のよ」

(ハ)「てにをは」に対して、体言、用言をさした称。

*手爾葉大概抄〔鎌倉末〜室町初〕「詞如〓寺社〓、手爾波者如〓荘厳〓以〓荘厳之手爾葉〓、定〓寺社之尊卑〓、詞雖〓有〓際限〓、新〓之自〓在之〓者手爾波也」

*言語四種論〔1824〕「体の詞の事〈略〉形状(ありかた)の詞作用(しわざ)の詞の事〈略〉てにをはの事〈略〉三種の詞はさす所あり。てにをははさす所なし。三種は詞にして、てにをはは声なり」

(9)音楽で、旋律を伴う部分に対して、非旋律的な部分。「詞」という字をあてる。

(イ)能楽、狂言などで、リズムを持ったふしをつけずに抑揚によって唱(とな)える部分。対話、独白などの散文的な部分に多くみられる。

*申楽談儀〔1430〕音曲のかかり「念彼(ねび)観音力、刀刃段々(たうじんだんだん)の所、ふしもことはも拍子も相応たり」

(ロ)近世邦楽で、対話や独白などを、旋律的でなく唱える部分。日常の言葉のように写実的でなく、多少様式化され、類型的である。対話や独白でも、変化をつけるため、ふしをつけて唱えることがあるが、それは含めない。詞に少しふしをつけたものをイロ詞という。

*浄瑠璃・源氏供養〔1676〕一「詞誰かれといはんより、紫式部しかるべしとの宣旨也、地式部勅意(ちょくゐ)承り、世に有難き仰にては候へ共わらはいかでか作るべし」

(10)物語などで、地の文に対して、会話の部分。

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