もくぎょ【木魚】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一台(いちだい)

解説

木魚は、禅寺で食事の合図に打ち鳴らす、平らな魚形の板であることに由来し、「枚」で数えることがあります。

意味

①木で龍頭魚身の形に作ったもの。禅家で庫裡(くり)につるし、食事時に打ち鳴らす。
*書言字考節用集〔1717〕七「木魚 モクギョ 禅家具 事詳〔智度論、事文類聚、三才図会〕」
 
②僧侶が経を読む時にたたき鳴らす仏具。木造円形で、中空にしたもの。表に魚鱗を刻んである。布や革で先端を包んだ棒で打つ。近世、歌舞伎の鳴物としても用いた。
*俳諧・鶴のあゆみ〔1735〕「菱のはをしがらみふせてたかべ鳴〈文鱗〉 木魚きこゆる山陰にしも〈李下〉」
*歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)〔1789〕四「しっぽりとした合方、木魚の音にて道具止る」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉四「比丘尼が木魚の音を聞き分る如く」

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