わた【綿/棉/草綿/絮】

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数え方(読み方)・単位

①一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一個(いっこ)、一枚 (いちまい)
②一包み(ひとづつみ)、一梱 (ひとこり) 、一俵 (ひとたわら)

解説

①植物としては「本」「株」で数えます。綿の実は「個」で数えます。成形した綿は「枚」で数えます。

②取引単位は綿10枚(3〜3.75kg)を包装したものを「ひと包み」と数えます。「梱 (こり) 」「俵」で綿の分量を表すこともあります。

意味

真綿、木綿(もめん)などの総称。衣類、布団などに用いる。古くは蚕(かいこ)から製する真綿(絹綿)を用いたが、戦国時代から江戸時代にかけて植物のワタから製する木綿綿(木綿)が普及した。現代では、化学繊維から製するものもある。《季・冬》
 
*万葉集〔8C後〕三・三三六「しらぬひ筑紫の綿(わた)は身に着けていまだは着ねど暖けく見ゆ〈満誓〉」
*万葉集〔8C後〕一四・三三五四「伎倍人の斑衾(まだらぶすま)に和多(ワタ)多(さはだ)入りなましもの妹が小床に〈東歌・遠江〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕三「綿絮 屯字附 唐韻云綿〈武連反 和太〉絮也 四声字苑云絮〈息慮反綿也〉似綿而麁悪也」
*源氏物語〔1001〜14頃〕幻「九月になりて、九日、わたおほひたる菊を御覧じて」
*平家物語〔13C前〕三・公卿揃「砂金一千両、富士の綿二千両、法皇へ進上ぜらる」

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