数え方(読み方)・単位
一足(いっそく)
解説
片方のスリッパは「個」で数えます。「スリッパ2個で1足」
⇒くつ/クツ(靴)
意味
足の甲先にひっかけてはく室内用のうわばき。
*西洋衣食住〔1867〕〈福沢諭吉〉衣之部「上沓 スリップルス」
*西洋道中膝栗毛〔1870〜76〕〈仮名垣魯文〉六・上「羅紗仕立の股引(ズボン)『スリップルス』のくつをはき」
*青春〔1905〜06〕〈小栗風葉〉夏・二「スリッパを引掛けて、廊下の〓椅子に身を靠(もた)せながら辞(ことば)を続けた」
*満韓ところどころ〔1909〕〈夏目漱石〉二九「靴を脱いで、スリッパアを突っ掛けて」
*故旧忘れ得べき〔1935〜36〕〈高見順〉四「よる夜中、スリッパをパタパタいはせて駈け込む音」