数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)
解説
⇒スコップ
意味
土、砂などをすくったり、穴を掘ったりするための金属製の道具。
*洋兵明鑑〔1869か〕〈福沢諭吉・小幡篤次郎・小幡甚三郎訳〉五・囲城論「侵入のとき、若干の鍬兵を交へ、各『ショヱル』(鍬類)の『ピッキ・アックス』及び土籠等を負載せしむ可し」
*風俗画報‐二三四号〔1901〕予防工事「事務所に於て特に輸入したる重なるものの数量は左の如し〈略〉シャブル 二千二百本」
*土〔1910〕〈長塚節〉二「冷たいシヤベルの柄を執って」
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉「ショーベル…杓子 Shovel (英)シャブルを見よ」
*簑虫と蜘蛛〔1921〕〈寺田寅彦〉「小さなショベルですくって」
*保吉の手帳から〔1923〕〈芥川龍之介〉「シャヴルの代りに画筆を握るのに相違ない」
*生活の探求〔1937〜38〕〈島木健作〉二・二〇「鍬やシャヴェルを持って来るもの」
*愛の渇き〔1950〕〈三島由紀夫〉四「彌吉に命じられた美代がシャベルをとりに納屋へ行った」
語源
様々な語形が見られるが、大別すると原音の綴字読みの「ショ…」形がまず現われ、その後、原音形の「シャ…」形が現われたと言える。このうち、「ショブル」は明治中頃まで、「シャブル」は大正末まで使用された。「ショベル」と「シャベル」は併用されていたが、昭和以降、次第に「シャベル」が優勢になった。

