数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)
解説
髪の毛は「本」で数えます。細く差し込む光のように細長いものを数える「筋」や「条」を用いてその人の年齢や苦労をたとえて表現することがあります。「母の髪にふた筋の白髪がまじっている」
⇒かみ(髪)
意味
①白い毛髪。白くなった毛髪。はくはつ。
*万葉集〔8C後〕四・六二七「吾が手元(たもと)まかむと思はむ大夫(ますらを)は変水(をちみづ)求め白髪生ひにたり〈娘子〉」
*後撰和歌集〔951〜953頃〕冬・四七四「年毎にしらかの数をますかがみ見るにぞ雪の友はしりける〈藤原兼輔〉」
*今昔物語集〔1120頃か〕一九・一二「今日明日とも不知(しら)ぬ身に罷成にたれば、此の白髪(しらが)の少し残たる今日剃て」
②昔、小児の髪置きの祝いの時に、長寿を祈ってその子どもの頭にかぶせたかぶり物。絹のすが糸、あるいは真綿で、角子の下げ髪をつくり、それに末広松竹梅の造花をつけた。しらがわた。
*御湯殿上日記‐天正一七年〔1589〕一一月二二日「わかみやの御かた御くしおけあり。御ふく一かさね、御しらかの御なかこしらへてまいる」
*随筆・貞丈雑記〔1784頃〕一「髪置の祝は菅糸にてしらがを作り、ひろぶたにすへ、松山たち花の作り枝を本の方紙に包み、しらがの上に置」
③婚礼のおくり物にする麻。長命であることを祈る気持から用いられる。ともしらが。
④白い絹糸。
*上井覚兼日記‐天正三年〔1575〕二月一二日「上洛之御暇乞に先度御参上之砌、しらか過分に御給被成候」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Xiraga (シラガ)〈訳〉白い髪または髭、また、白い絹糸」
*ロドリゲス日本大文典〔1604〜08〕「Xiraga (シラガ) イッキン コノ シロ ニジュウメ」

