【数え方・単位】
①一つ(ひとつ)
②一筆(いちひつ)
【解説】
①合図は「つ」で数えます。
②署名は「筆」で数えます。有名人の署名を色紙にもらう場合は、その色紙を「枚 (まい) 」で数えます。
【意味】
①(─する)自分の名を自分の手で書くこと。また、その字。特に、有名人がファンを喜ばせるために独自の字体で書くものや、証券類に捺印のかわりに記すものをいう。署名。自署。
*紐育〔1914〕〈原田棟一郎〉横に観たブロードウエー「実は此処にアドミラル東郷の署名(サイン)があったのだが」
*卍〔1928〜30〕〈谷崎潤一郎〉一九「サインするのはしてもええけど、判持ってエしません」
*色ざんげ〔1933〜35〕〈宇野千代〉「野球の選手のサインを欲しがる女学生」
②スポーツ競技で、敵チームにわからないよう、味方同士が秘密の動作で行なう合図。また、ある人たちのあいだで取り決めた合図。シグナル。
*ベースボール(攻撃篇)〔1927〕〈飛田穂洲〉二・四「コーチャーはサインに注意しなくてはならない、〈略〉盗塁のサインを走者に与へ、又はスクヰズプレー等のサインもコーチャーから出る場合もあらう」
*音引正解近代新用語辞典〔1928〕〈竹野長次・田中信澄〉「サインSign 英 〈略〉野球用語としては味方同志の間に交はされる暗号合図を云ふ」
*放浪記〔1928〜29〕〈林芙美子〉「下からは遊びに行ってもいいかと云ふサインを画学生達がしてゐる」
③一般に、記号・信号・符号・指標などをいう。
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉「サインSign (英) 符号、記号、看板」
*暗室〔1976〕〈吉行淳之介〉三〇「『座席ベルト着用』のサインが出た」

