えほん【絵本】

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数え方(読み方)・単位

一冊(いっさつ)、一点(いってん)、一部(いちぶ)

解説

商品や作品としては「点」で数えます。「冊」は書籍・本を数える語です。例:「今月、本を3点出版」
本の発行部数や売上部数を数える場合は「100万部突破」のように「部」を用います。
⇒本 (ほん)

意味

①絵をかくための手本。絵手本。

*古今著聞集〔1254〕一一・三八四「此の障子の絵本ども、鴨居殿の御倉にぞ侍るなる。建長の造内裏のとき、絵所の預かり前加賀権守有房、絵本をもたざりければ、取り出してかかせられけり」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Yefon (エホン)〈訳〉絵をかくための手本と原画」
*浄瑠璃・傾城反魂香〔1708頃〕上「扨(さて)武隈(たけくま)の松の図は土佐の家の秘伝の絵本、もらすことは叶はね共」

②江戸時代、さし絵を主にした通俗的な読物。
*黄表紙・御存商売物〔1782〕上「行成表紙の下(くだ)りゑほん」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕二・下「三馬が作で、早がはり胸のからくりといふおかしい絵本(ヱホン)が出たがの」
*人情本・春色辰巳園〔1833〜35〕三・五条「女八賢志(をんなはっけんし)といふ絵本(ヱホン)を、狂訓亭(さくしゃ)は丹誠して、八犬伝といふよみ本にならって」

③「えほんばんづけ(絵本番付)」の略。

④絵を主とした子ども向きの本。
*枯菊の影〔1907〕〈寺田寅彦〉「枕元には玩具や絵本が堆くなって居た」
*晩秋〔1926〕〈志賀直哉〉四「皆寝台にをさまって絵本などを見てゐた」
*学校教育法〔1947〕七八条・三「言語の使い方を正しく導き、童話、絵本等に対する興味を養うこと」

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