えいが【映画】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一作(いっさく)、一作品(いちさくひん・ひとさくひん)、一巻 (ひとまき)、一巻 (いっかん)

解説

映画の作品数・上映数は「本」で数えます。細長い映画のフィルムが、巻かれた状態でひとつの作品として扱われることに由来します。作品として扱う場合は「作」「作品」で数えます。映画のフィルム本体を数える場合は「巻き」も用います。映画フィルムの長さの単位は「巻」で表し、例えば、35ミリフィルムでは305m、8ミリフィルムでは61mで「1巻」となります。

映画の場面は「齣 (こま) (コマ)」「カット」「シーン」「場面」などで数えます。

意味

①カメラなどで映し撮ること。また、その画像。
*写真鏡図説〔1867〜68〕〈柳河春三訳〉凡例「写真映画の術は、人の真像を留め、地の真景を描くの良方にして」
*呼子と口笛(河出書房版啄木全集所収)〔1911〕〈石川啄木〉呼子の笛「あたり忽ち暗くなりて、薄青きいたづら小僧の映画ぞわが眼にはうつりたる」
*秘密〔1911〕〈谷崎潤一郎〉「眼まぐるしく展開して行く映画の光線」

②明治時代、幻灯で映写する画像やフィルムのこと。
*風俗画報‐二八二号〔1904〕牛込赤城元町「幻燈会 同二十七年より映画を購求して、爾後屡々生徒に示す」

③フィルムに高速度(標準一秒間に二四こま)で撮影した画像を映写幕に連続投影し、見る者に連続した動きを見ているような感じを与える仕組み。活動写真。キネマ。シネマ。ムービー。
*痴人の愛〔1924〜25〕〈谷崎潤一郎〉四「『水神の娘』とか云ふ人魚の映画を見たことがありましたので」
*雪国〔1935〜47〕〈川端康成〉「鏡の底には夕景色が流れてゐて、つまり写るものと写す鏡とが、映画の二重写しのやうに動くのだった」

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