数え方（読み方）・単位
一席（いっせき）、一つ（ひとつ）
解説
「席」は宴会・会合を数える語で、「酒宴を一席設ける」のようにいいます。
⇒宴（うたげ）
意味
人が集まり、酒食を共にし、歌舞などをして楽しむ会。また、人を招いてもてなすこと。酒宴。宴集。うたげ。
＊霊異記〔８１０〜８２４〕中・一四「我が身、食の為に宴会に入り、徒（いたづら）に人の物を〓（くら）ひて、食を設くるに便無し」
＊平家物語〔１３Ｃ前〕五・五節之沙汰「清暑堂にて御神楽あり、豊楽院にて宴会あり」
＊碧山日録‐長祿三年〔１４５９〕正月二六日「光祿大夫持清、燕〓会大相公於其宅〓也」
＊国歌八論〔１７４２〕歌源「宴会の席などの中に、自作の新歌を誦する者と、古歌を誦する者とあり」
＊婦女の鑑〔１８８９〕〈木村曙〉四「親しき友垣にも御別れの為め幸ひ新築の座敷にて秀子の為めに燕会（エンカイ）を催し玉ひては如何にやと」
＊一年有半〔１９０１〕〈中江兆民〉附録・大恥辱大滑稽「宴会す、舞踏す、僚友之れに媚ぶ」
