数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)
解説
ボートをこぐ櫂 (かい) のことで、「本」で数えます。
意味
西洋式の船のかい。
*読売新聞‐明治三九年〔1906〕三月二二日「各社とも向島に宿泊して事務の余暇オールを握っての練習もある事」
*学生歌・春は春は〔1901〕〈御手洗文雄〉「春は春は 桜咲く向島 (ヤッコラセ ヤッコラセ) オール持つ手に 花が散る花が散る(アウーアウー)」
*大阪の宿〔1925〜26〕〈水上滝太郎〉六・六「三田は櫂(オール)をあげて舟を流れに任せた」
*川〔1931〕〈井伏鱒二〉「そのボートに三人の幼な児を乗せ、〈略〉不器用なやり方でオールを操縦して行った」