オブラート【oblaat】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)、一箱(ひとはこ)

解説

小売単位は「箱」を用います。

意味

①でんぷん質にゼラチンを混ぜて作った透明の薄片。飲みにくい粉末の薬を包んだりキャラメルを包むのに用いる。古く用いられたせんべい状の硬質オブラートは現在はほとんど用いない。
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉「オブラート 薬物嚥下の用品 Oblate (独) 澱粉と護謨末とを以て製したる薄き餠片なり」
*無限抱擁〔1921〜24〕〈滝井孝作〉三・五「信一はオブラートに頓服を包んだ」
*蓼喰ふ虫〔1928〜29〕〈谷崎潤一郎〉七「彼は〈略〉乾した大蒜(にんにく)を持って歩いて、ときどきそれをナイフで削ってはオブラートへ包んだりして、持薬のやうに飲んでゐた」
 
②比喩的に、刺激などをやわらげるためのもの。
*病牀録〔1908〕〈国木田独歩〉「恋は多く人生の苦痛を包むオブラアトなり」
*憲法講話〔1967〕〈宮沢俊義〉六「政府は、そうしたショックを恐れて、『至高の総意』という表現をオブラートとして使ったのであったが」

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