おか【丘】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一丘(いっきゅう)

解説

「丘 (きゅう) 」は丘陵を数える語です。高い丘などは、山を数える「座」を用いて数えることもあります。
⇒山(やま)

意味

①土地の小高くなった所。低い山。台地になったところ。峰(お)。小山。丘陵。

*古事記〔712〕下・歌謡「媛女(をとめ)の い隠(かく)る袁加(ヲカ)を 金〓(かなすき)も 五百箇(いほち)もがも 〓(す)き撥(ば)ぬるもの」
*万葉集〔8C後〕二〇・四四〇八「大君の 命(みこと)畏み 玉桙(たまほこ)の 道に出で立ち 乎可(ヲカ)の崎(さき) い廻(た)むるごとに 万度(よろづたび) 顧みしつつ〈大伴家持〉」
*百法顕幽抄平安中期点〔900頃〕「大きなる埠(ヲカ)を陵と曰ふ」
*新撰字鏡〔898〜901頃〕「〓 小陵曰岳 乎加 又豆牟礼」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「丘 周礼注云土高曰丘〈音鳩 和名乎加 又用崗字 正作岡〉」
*大唐西域記巻十二平安中期点〔950頃〕「堆阜(うつたか)き高(ヲカ)を下(くた)して、沙石流れ漫れり」
 
②手相で、てのひらの周辺のやや高くなっている所をいう。
 
③物事に直接関係のない立場。局外。第三者。
*浮世草子・傾城禁短気〔1711〕六・四「悪所の通ひを止めたが上分別といふ人あれど、それは岡(オカ)の積もり也」
*歌舞伎・小春穏沖津白浪(小狐礼三)〔1864〕三幕「爰は一番すっかりと岡(ヲカ)へ売る気で此おれに、四の五のなしに預けてくりゃれ」
 
④「おかばしょ(岡場所)」の略。
*洒落本・傾城買指南所〔1778〕「土(ど)ばしのおゑつ、おくらお吉を始として、かれらは岡(ヲカ)の一人(たてもの)にて、器量なら風俗なら、中には俳人茶人はもち論」
*雑俳・柳筥〔1783〜86〕四「岡とは違ふぜと土手で功者ぶり」
 
⑤「おかもめん(岡木綿)」の略。
 
⑥(岡っ引きの略から)巡査をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕
 
⑦上。
*和訓栞〔1777〜1862〕「安芸に其上(うへ)といふを其をかといへり」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)