おきもの【置物】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一点(いってん)

解説

作品として数える場合は「点」を用います。

意味

すえて置くもの。
 
①神仏の前に置いて、供える物。
*日本書紀〔720〕神武即位前戊午年九月(熱田本訓)「此より始めて厳瓮(いつへ)の置(ヲキモノ)有り」
*高野山文書‐貞和四年〔1348〕二月二七日・阿闍梨賢救功徳院講田去状(大日本古文書五・一〇四〇)「去渡功徳院講田事。置物用途十貫の方に、行覚房に去渡」
 
②室内、特に床の間や机の上などにすえ置いて、装飾とする器物。
 
③衣服につけて、飾りにする物。
*たまきはる〔1219〕「上着、唐衣には、花結び、ぬひもの、おき物、かねをのべ、箔をおし、などしあひたりき」
*増補本増鏡〔1368〜76頃〕七・烟の末々「左兵衛佐親朝は、むすび狩衣に、菊ををき物にして、紫すそごの指貫、菊をぬひたり」
 
④実際の用に立てるのではなく飾り物のように扱うこと。また、その扱われるもの。
*雑俳・滑稽発句類題集〔1817〜31〕二・下「置物にする女房は獅子っ鼻」
*火の柱〔1904〕〈木下尚江〉二一・二「席をいざりて上座を譲らんとするを『ヤ、床の置物は御免蒙むらう』と客は却て梅子の座側に近づかんとす」

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