おくりじょう【送り状】

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数え方(読み方)・単位

一通(いっつう)、一枚(いちまい)

解説

インボイスともいい、「通」「枚」で数えます。
⇒手紙(てがみ)

意味

①物資を送付する時、その物資の品目、分量などの明細を送り先に知らせるために作成される文書。古代、中世では貢納物の進納には必ずつけられた。送文。

*親元日記‐寛正六年〔1465〕一月二五日「年始諸社御神馬御送状数通整〓之」
*常照愚草〔1521頃〕「一、送状認事。送進納申、御用脚事。合千疋者。右為被成下安堵。御判御礼物、所奉進納之状、如件」
*俳諧・毛吹草〔1638〕五「くまかへの花にそへてや送状〈作者不知〉」
*浮世草子・好色一代女〔1686〕二・一「揚屋町の丸屋七左衛門方へ馬かた先立(さきたっ)て送(ヲク)り状(テウ)をわたしぬ」
*仲間申合承知印形帳申合覚〔1810〕「家別送り状之儀は郷々裏印押合」
 
②罪人など人物を引き渡すときに付けてやる文書。
*江戸政要〔1666頃か〕「科人送状之覚」
*落語・朝友〔1894〕〈四代目橘家円喬〉「地獄の送り状に跡の女は小日向水道町としてある」
 
③特に、運賃積船による貨物輸送の場合、積荷の明細を書いて送り主が荷受け主にあてて送る書状。御城米廻送では、雇船に積み込む米の石数、俵数、運賃、雇船の要目、船頭水主などを詳細に記した。廻船に所持させて積出し港出帆から途中の寄港地、最終の蔵納めに至るまで、実際の積米と照合するために使用した。おくり。

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