おくりもの【贈り物/贈物/送物/送り物】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一件(いっけん)、一点(いってん)

解説

デパートなどが扱う贈答品の種類や商品の数を数える場合は「点」で、注文数や配達数は「件」で数えます。

意味

①人のところへ贈る品。進物。
*日本書紀〔720〕持統八年五月(北野本訓)「其の布施(オクリモノ)は当国(そのくに)の官物(おほやけもの)を以て充(あ)てよ」
*東大寺諷誦文平安初期点〔830頃〕「片(かたかど)の報(むくい)・片の贈(オクリ物)をば」
*今昔物語集〔1120頃か〕一六・三四「主(あるじ)と云ふ事しける送物を持来たる也けり」
*天草本伊曾保物語〔1593〕イソポの生涯の事「サキノvocurimonouoba (ヲクリモノヲバ) タレニ アタエタゾト トワルレバ」
 
②客が帰る時、その客に贈る品。
*宇津保物語〔970〜999頃〕吹上上「おくり物にひと所に銀の旅籠(はたご)一掛、山の心ばへくみ据ゑて、それに唐綾、うす物など入れて」
*源氏物語〔1001〜14頃〕桐壺「おかしき御おくり物などあるべき折にもあらねば」
 
③吉原で、茶屋から客の座敷へ贈る台の物。
*洒落本・通言総籬〔1787〕二「三保蔵や其送り物は、玉やのたが袖さんのおざしきへ行のだよ」
*洒落本・色講釈〔1801〕「あそこからもここからも、おくりものだのなんのかのと」
 
④(送物)「おくりものこうとう(送物勾当)」の略。

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