おみき【御神酒】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一献 (いっこん) など

解説

⇒さけ(酒)

意味

①神前に供える酒。

*虎明本狂言・鈍根草〔室町末〜近世初〕「『おみきをまいりまらせう』『それはきとくな事をせられた一つのまふ』」
*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・二「袖下につぎのあたりし布子(ぬのこ)に、御三寸(おミキ)進じて悦び、是はかみのかたき著物かな」
*書言字考節用集〔1717〕六「御神酒 ヲミキ」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・下「おまへがたは大山参に御神酒(オミキ)を納に行くか」
*夜明け前〔1932〜35〕〈島崎藤村〉第一部・下・一二・四「篠山神社の御神酒(オミキ)でも頂いて、今夜はよく眠ることだ」
 
②単に酒をしゃれていう語。

*浮世草子・好色一代男〔1682〕三・七「勝手より御三寸(オミキ)出せば次第に酔心」
*浮世草子・色里三所世帯〔1688〕下・三「此宿はんじゃうとよろこび、此大臣を福の神のごとく御三寸(おみき)すすめて御機嫌とりの男共御前にかしこまり」
*俳諧・文政句帖‐五年〔1822〕六月「井替へて石の上なる御神酒哉」
*象やの粂さん〔1921〕〈長谷川如是閑〉「何うしたんだい、粂さん。大分御神酒(オミキ)が廻ってゐるね」

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