おもちゃ/オモチャ【玩具】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一つ(ひとつ)、一箱 (ひとはこ) 、一台(いちだい)、一点(いってん)

解説

形状や機能によって数え方はさまざまですが、通常は「個」「つ」で数えます。機械仕掛けの玩具は「台」でも数えます。商品としては「点」で数えます。

意味

①子供の遊び道具。がんぐ。

*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕前・上「鶴(つう)さんはお持遊(モチャ)を落すまいぞ」
*人情本・春色玉襷〔1856〜57頃〕初・二回「大道臼処か お持遊(モチャ)の臼ほどもありやしない」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉三「母は、二郎に、絵具一はことおもちゃとをあたへたり」
*続歌舞妓年代記〔1907〕六・天保三年「おもちゃの中のがらくためら」
 
②なぐさみのためにもてあそばれる人や物事。→おもちゃにする。

*火の柱〔1904〕〈木下尚江〉一〇「毎日毎夜是れ程男の玩弄(オモチャ)になって居りながら」
*ひかげの花〔1934〕〈永井荷風〉三「わたしは十九の時から三十まで十何年、いやでいやでたまらない人の玩弄物(オモチャ)になってゐたのよ」
 
③本格的でないものや、安っぽいもの。おもちゃもの。

語源・由来

平安・鎌倉時代には「もてあそびもの」「もちあそびもの」といい、室町時代にはモノを略した「もてあそび」が見られる。江戸時代には「もちゃそび」「もちゃすび」などと変化した。これに丁寧のオを冠して下略してできた語。はじめ、幼児に対するやさしい物言いとして使われたようだが、次第に一般的な語となっていった。

モチアソビ(持遊)の訛ったモチヤソビにオを添えて、下略したもの〔こども風土記=柳田国男・隠語辞典=楳垣実〕。

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