おんしつ【温室】

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数え方(読み方)・単位

一棟 (いっとう) 、一棟 (ひとむね) 、一個(いっこ)、一台(いちだい)、一室(いっしつ)、一部屋(ひとへや)

解説

人が入れる大きさなら「棟」、小型のものは「個」「台」などで数えます。

意味

①暖かい部屋。暖をとる設備のある部屋。

②仏語。浴室のこと。うんしつ。
*法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年〔747〕二月一一日(寧楽遺文)「温室分単帳伍張」
*周防阿彌陀寺文書‐正治二年〔1200〕一一月八日・周防国司庁宣案(鎌倉遺文二・一一六一)「可〓早任〓分配旨〓免除〓、東大寺別寺牟礼令別所南無阿彌陀仏不断念仏并長日温室等用途田畠事」
*太平記〔14C後〕一八・高野与根来不和事「されども或時上人温室(ヲンシツ)に入て、瘡(かさ)をたでられけるが」

③植物を寒さから保護したり、開花、結実の促成や抑制を目的とした建物。ガラスやビニールで囲い、ふつう暖房装置を備える。明治初期に移入され、中期以後広まった。
*風俗画報‐二七三号〔1903〕土木門「欧米諸国に於ける所謂温室(ヲンシツ)なるものが」
*団栗〔1905〕〈寺田寅彦〉「温室の白塗りがきらきらするやうで其前に二三人懐手をして窓から中を覗く人影が見えるばかり」
*塔影〔1905〕〈河井酔茗〉温室の花「温室、草はいきいきと、燃ゆるが如き花咲けり」

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