数え方(読み方)・単位
一封 (いっぷう) 、一包み(ひとづつみ)
解説
「封」は「金一封」のように、書状・包物などの封じたものを数える語です。包んだ贈答品や金品は「包み」でも数えます。
意味
新年を祝ってする贈り物。現在では、おもに子供や使用人などにおくる金品をいう。《季・新年》
*雑俳・笠付豆本〔1704〜11頃〕「さし出して・へぎ引いてとるおとし玉」
*人情本・春色淀の曙〔19C中〕初・二回「トキニ、坊は何処へ行ったえ。何ぞお年玉(トシダマ)と思ふけれども、男にゃア分らねえ」
*滑稽本・七偏人〔1857〜63〕初・上「是はこのたび新製の羊羹と香煎、わざとお年玉のしるしと、喜次郎が前へさし置とき」