うちかけ【打ち掛け】

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数え方(読み方)・単位

一領 (いちりょう) 、一枚 (いちまい)

解説

もともとは武家の婦人の礼服だったため、鎧 (よろい) と同じ「領」で数えます。現在の結婚式などで羽織るものは「枚」で数えます。

広く着物について、羽織・袴 (はかま) ・浴衣 (ゆかた) ・襦袢 (じゅばん) ・袷 (あわせ) ・重 (かさ) ねなど、着物類はもっぱら「枚」で数えます。「着」でも数えますが、一揃 (ひとそろ) いの衣装や装束をまとめて数える場合に用います。「晴れ着1着」
⇒着物(きもの)

意味

「うちかけこそで(打掛小袖)」の略。近世の上層婦人が重ね小袖の最上衣を帯付とせずに打ち掛けて着たことによる。かいどり。かけ。

*浮世草子・武家義理物語〔1688〕三・四「十四五と見へし娘其さま艷なるうちかけ、小袖」
*浄瑠璃・嫗山姥〔1712頃〕二「十八日の雨あがり月は山よりおぼろ染の、打かけひらりと取て捨、白むく一つにひっしごき」
*歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)〔1789〕二「桐姫、白無垢、打かけ、綿帽子にて」

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