うちわ【団扇】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)、一本(いっぽん)

解説

柄 (え) がついているので、「柄 (から) 」「柄 (へい) 」で数えることもあります。

参考までに扇(おうぎ)について、扇は閉じると「本」、広げると「枚」で数えます。雅語的に「柄 (から) 」「柄 (へい) 」で数えることもあります。古くは「面」「把 (わ) 」「握 (あく) 」などでも数えました。
⇒扇(おうぎ)

意味

あおいで風を起こしたり、かざしとしたりする道具。多くは細く削った竹の骨に、紙または絹布を張って柄を付けたもの。円形が多い。材料や産地によって種々の呼び名がある。

*十巻本和名類聚抄〔934頃〕六「団扇 唐令云団扇方扇〈団扇宇知波〉」
*宇津保物語〔970〜999頃〕国譲中「『あなわびしや。いとあつし』との給へば、『うちはもまゐらせん』との給て」
*大乗院寺社雑事記‐長祿二年〔1458〕七月五日「豊田相模公打輪一本進之、随分物なり」
*俳諧・誹諧初学抄〔1641〕「月にえをさしたらばよき団哉〈宗鑑〉」
*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉六「夏の炎天に君等若し扇子又は団扇を使ふ時は」

語源

「十巻本和名抄‐六」のように、中国語「団扇」に対する和名が「うちは」で、その後慣用的表記となった「団扇」は意味を示す表記であった。漢字の音や訓と直結しない表記のため、戦後の国語政策によって「当用漢字表」外となり、現在では仮名書きが一般的となっている。

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