うきくさ【浮き草/浮草/浮萍/萍】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一片 (いっぺん)

解説

植物としては「本」「株」で数えます。水面に浮いている草は「片」で数えます。

意味

水面上に浮かんで生育する草の総称。根が水中に垂れて固定しないことから、人の世の定めないことにたとえ、「浮き」を「憂き」にかけて用いることが多い。また、生活、職業等が不安定なことのたとえにもいう。⇒根無草(ねなしぐさ)。《季・夏》

*古今和歌集〔905〜914〕雑下・九三八「わびぬれば身をうき草のねをたえてさそふ水あらばいなんとぞ思ふ〈小野小町〉」
*前田本枕草子〔10C終〕六七・草は「まろこすげ、つばな、いとをかし、うき草、あをつづら、八重葎(やへむぐら)、蓬(よもぎ)、いみじうをかし」
*俳諧・新花摘〔1784〕「うきくさも沈むばかりよ五月雨」
*浅草紅団〔1929〜30〕〈川端康成〉五三「お金は十六で川越へ酌婦に売られた。旗本が明治維新で落ちぶれたのだ。川越を振出しに浮草(ウキグサ)だ」

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