うたい【謡/讌】

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数え方(読み方)・単位

一番(いちばん)、一節 (ひとふし)

解説

「節」は歌の曲節・旋律を数える語です。節のひと区切りを「段」で数えることもあります。

意味

(動詞「うたう(歌)」の連用形の名詞化)

①うたうこと。また、うたいもの。
*宇治拾遺物語〔1221頃〕六・九「例のごとく玉女共、うたひをうたひて来て、商人をいざなひて女の城へ入(いり)ぬ」
*玉塵抄〔1563〕四八「侖吾に琴瑟をとってひいてうたいをうたうたぞ」
*天草本平家物語〔1592〕二・一「タトイ マイ ヲ ゴランジ、vtai (ウタイ) ヲ キコシメサレズ トモ」

②能楽の詞章。または、これに節をつけてうたうこと。演能の時だけではなく、これだけでもうたうことがある。囃子(はやし)がつかないで、単独でうたうのを素謡(すうたい)、一曲全部をうたうのを番謡(ばんうたい)、一節(いっせつ)のみをうたうのを小謡(こうたい)という。謡曲。

*申楽談儀〔1430〕序「又、うたひの根本(こんぼん)を申さば翁(おきな)の神楽歌(かぐらうた)を申すべきか」
*多聞院日記‐天正一八年〔1590〕五月一一日「うたい芸能すくれて一段祢宜には惜き仁也」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Vtai (ウタイ)〈訳〉能楽、またはその他の所で歌われる謡、または詩。Vtaiuo (ウタイヲ) ウタウ。Vtaini (ウタイニ)フシヲ ツクル。〈訳〉謡に曲節をつける」
*浮世草子・世間娘容気〔1717〕六「謡(ウタヒ)を門々にて唄ひ、勧進してやうやう袂に米ばかり」
*随筆・耳〓〔1784〜1814〕六・陰徳子孫に及びしやの事「なかなか一通の謡に非ず」

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