うつわ【器】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一枚 (いちまい) 、一口 (いっこう)

解説

「口 (こう) 」は壺 (つぼ) や釜 (かま) などの口の開いている器を数える語です。

広く食器について、小皿は「個」で数えることもあります。「客」は接待のため、あるいは特別な機会のためにそろえてある道具を数える語です。まれに、鍋 (なべ) などの料理に使う口の広い器具などを数える「口 (こう) 」を用いることもあります。
⇒食器(しょっき)

意味

①いれもの。容器。うつわもの。
*補忘記(貞享版)〔1687〕「器 ウツワモノ 田舎只云〓器(ウツワ)者誤也」
*収穫〔1910〕〈前田夕暮〉上「秋の朝卓の上なる食器(ウツハ)らにうすら冷たき悲しみぞ這ふ」

②器具。道具。
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Utszwa ウツハ 器。ドウグ キカイ」
*読方入門〔1884〕〈文部省〉「たいこ、らっぱ、たいはうは、いくさのときのうつはなり」
*邪宗門〔1909〕〈北原白秋〉朱の伴奏・序楽「もろもろの調楽の器(ウツハ)をぞ執る」

③人物や才能などの大きさ。器量。
*歌林四季物語〔1686〕一・春「よかるべきうつはには位をのぼせ、あしかるべきには、いさめてことの限りをつくす」
*現実拒否の文学〔1956〕〈大井広介〉三「スタウローギンを彼はイワン皇子の僭称者の器だと目している」

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