数え方（読み方）・単位
一挺 (いっちょう)、一丁（いっちょう）、一台（いちだい）
解説
手に持って扱う道具なので「挺（丁）」で数えます。電気バリカンは「台」で数えます。
意味
（フランスの製造会社Barriquand et Marre から）《バリガン》
理髪用具の一つ。鉄製で、二枚の櫛（くし）状の刃を重ね、一方を横にすべらせて毛髪を切るようにしたもの。
＊東京風俗志〔１８９９〜１９０２〕〈平出鏗二郎〉中・七・散髪「明治十七八年の交、『バリガン』（刈込器械（かりこみきかい））外国より輸入し来りてより、一分刈、二分刈、五分刈の類次第に行はる」
＊天鵞絨〔１９０８〕〈石川啄木〉九「此間から見えなかった斬髪機（バリカン）が一挺、此職人が何処かに隠し込んで置いたのを見附かったとかで」
＊桐の花〔１９１３〕〈北原白秋〉哀傷篇・哀傷篇「バリカンの光うごけばしくしくと痛き頭（かしら）のやるせなきかなや」
