はごいた【羽子板】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

羽子板は「枚」で数えます。商品・作品としては「点」でも数えます。羽根 (はね) は「本」「個」で数えます。

意味

①羽子をつくのに用いる、長方形で柄のついた板。杉や桐などで作り、表には絵をかいたり押絵を張ったりする。華美なものは飾りに用いる。《季・新年》

*運歩色葉集〔1548〕「羽子板 ハゴイタ」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕三・四「手鞠(てまり)つけば、羽子板(ハゴイタ)の絵も、夫婦子あるをうらやみ」
*御触書寛保集成‐三六・享保六年〔1721〕七月「飾に用ひ候大き成羽子板并はね彌自今可為停止」
*俳諧・春泥句集〔1777〕「羽子いたの一筆書(いっぴつがき)や内裏髪(だいりがみ)」
*明治世相百話〔1936〕〈山本笑月〉年の市繁昌くらべ「羽子板は毎年浅草でと、堅気のお嬢さんや花柳界のキレイどこが押寄せて、仁王門前の羽子板店は大繁昌」
 
②①の形。また、その形をしたもの。
*洒落本・通言総籬〔1787〕一「女房ははごいたの茶ほうじて、しあんをしたたかたたく」
 
③紋所の名。(1)の形を図案化したもの。いくつか組み合わせて図案化したものもある。違い羽子板、三つ羽子板など。
 
④(好男子、特に役者の姿が(1)の絵として用いられたところから)好男子や役者のことをいう。
 
⑤「はごいたかい(羽子板買)」の略。

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