はみ【食/馬銜】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

はみは轡 (くつわ) の一部で「本」で数えます。
⇒ばぐ(馬具)

意味

(動詞「はむ(食)」の連用形の名詞化)

①食うこと。食べること。また、くらし。扶持(ふち)。
 
②「はみもの(食物)」の略。
*天草本伊曾保物語〔1593〕片目な鹿の事「シカ ウミバタヲ マワッテ famiuo (ハミヲ) タヅヌルガ」
*ぎやどぺかどる〔1599〕上・一・三「はみを喰はずして飢へ、死たる共見えたり」
*交隣須知〔18C中か〕三・雑記「槽 ハミイレニ ハミヲ イレテ ムマヲ ヨフ カエイ」
 
③(馬銜)轡(くつわ)の馬の口にくわえさせるところ。はめ。
*今川大双紙〔15C前〕馬に付て式法之事「轡の名所の事、はみ・ほうみ・立聞」
*弓張記〔1450〜1500頃か〕「一五方の口の事〈略〉轡のはみをすこし置てし引出さるるによりて」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Fami (ハミ)。すなわち、クツワノ ククミ〈訳〉轡のうち、馬の口の中に入る鉄の部分」
*初年兵江木の死〔1920〕〈細田民樹〉五「頭を振って前肢を挙げながら銜(ハミ)に重って来た」
*走れトマホーク〔1972〕〈安岡章太郎〉「片手で馬の鼻づらを押さえてハミを噛ませながら」
 
④(馬銜)馬を制するため、口に縄をかませて、その端を馬の頭上でしばっておくこと。また、その縄。

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