ハンドル【handle】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①機械や器具を動かし、また操縦するために、人が握って力を加える輪状または棒状の突出部。把手(とって)。柄。
*舶用機械学独案内〔1881〕〈馬場新八・吉田貞一〉後・一章「其中央に軸を取り附け之を管の両側に架し其一端に搬把(ハンドル)を設けて」
*地に頬つけて〔1915〕〈谷崎精二〉一「抵抗器のハンドルを廻して電圧を上げる」
*青い月曜日〔1965〜67〕〈開高健〉二・知る「オーヴンのハンドルをたくみに敏捷にひねり」
 
②特に、自動車・自転車や列車などの、方向を調節するためのもの。また、それを操作すること。
*風俗画報‐二三〇号〔1901〕人事門「此の汽車は、前後にハンドルの機関車を設け、ペンキにて、乗客搭載の態を描きたるものながら」
*自転車日記〔1903〕〈夏目漱石〉「猛然とハンドルを握った迄は」
*多甚古村〔1939〕〈井伏鱒二〉大田黒氏失態の件「見通しがきかなくてハンドルが危ない」
*海辺の光景〔1959〕〈安岡章太郎〉「いきほひをつけるやうにハンドルを切った」
 
③ドアの握り。ノブ。把手。
*三四郎〔1908〕〈夏目漱石〉三「戸を半分程開けた〈略〉片手に握り(ハンドル)を把った儘」
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・一五「ノックもせずにいきなりハンドルをひねった」
 
④女性の手を握ることをいう、不良仲間の隠語。
*浅草紅団〔1929〜30〕〈川端康成〉二「ハンドル(手を握ること)ぢゃあっけないや。もうちょっといいことを、皆その同じにね、明公と順々にするやうにこさへて下さいよね」
 
⑤(アマチュア無線やパソコン通信などで)発信者を表わす情報。特に、本名の代わりに用いる呼び名。ハンドルネーム。

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