はらあて【腹当て】

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数え方(読み方)・単位

一領 (いちりょう) 、一枚 (いちまい)

解説

鎧 (よろい) の一部で、腹をおおうものは「領」で数えます。腹巻きは「枚」で数えます。

意味

①中世の鎧(よろい)の一種。胸腹を防御するもので、草摺(くさずり)のないものもある。多くは歩卒用で身軽に装う時に用いたが、大鎧の下に着重ねることもあった。
*源平盛衰記〔14C前〕二二・衣笠合戦事「弓よく射る者どもは鎧を著ざれ、腹巻・腹当(ハラアテ)・胴丸など著て」
*太平記〔14C後〕六・関東大勢上洛事「片小手に腹当(ハラアテ)して、諸具足したる中間五百余人」
 
②腹掛け。腹巻。《季・夏》
*雑俳・絹はかま〔1701〕「腹あてにひぢりめんするやり手の子」
*俳諧・古今俳諧明題集〔1763〕夏「腹襠(ハラアテ)で児輩(こども)の逃げるあはせかな〈一鼠〉」
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕一四「腹当 京阪にてはらあてと云、江戸にてはらがけと云」
 
③馬の腹をおおう布。はらがけ。
*馬具寸法記〔16C後〜17C初〕「はらあての寸法、長さ一尺五寸也」
*俳諧・西鶴大矢数〔1681〕第二二「追付仕合風のたよりに 腹あての駒もいさみて北向ひて」

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