はりがね【針金】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一番(いちばん)

解説

巻いてある状態では「巻き」で数えます。「番」は針金の太さを表す単位です。

意味

①金属を、細長く延ばした線状のもの。
*易林本節用集〔1597〕「鍼金 ハリガネ」
*俳諧・類船集〔1676〕天「木梃〈略〉針かねをのぶるにろくろをまはすは木梃なり」
*洒落本・青楼昼之世界錦之裏〔1791〕「いろいろのあきんど通り、さまざまのよびごゑきこへる。〈略〉『針(ハリ)がね針がね』」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉五「銅は〈略〉鉄よりも、やはらかくして、うちのばし易し。故に、銅板ゆわかし銅壺等に作り、又細き針金にも作る」
 
②電線。電灯線。
*西洋道中膝栗毛〔1870〜76〕〈仮名垣魯文〉五・序「伝信機(テレガラフ)の張鉄(ハリガネ)に」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉六「電信は電気を針金に通じて遠方に合ひ図をなすものなり」
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉続哀傷篇「電線(ハリガネ)に雀とまりてつるみたり悲しかりけりまた飛んでけり」
 
③(長く続いているところから)遊里で、古くからのなじみの客。〔商業符牒袖宝{1884}色街青楼〕

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