はしら【柱】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一茎 (いっけい) 、一つ(ひとつ)

解説

建造物を支える柱は「本」で数えます。「議論の柱」のように柱をたとえていう場合は「つ」で数えます。「茎 (けい) 」は細長く立つものを雅語的に数える語です。

意味

①建築物または橋・門・鳥居・その他の工作物で、直立して上部の荷重を支える細長い材。支柱。
*日本書紀〔720〕仁徳元年正月(前田本訓)「桷(はへき)、梁(うつはり)、柱(ハシラ)、楹(うたち)、藻飾(ゑかきかさ)らず」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕三「柱 束柱附 説文云柱〈音注 波之良 功程式云 束柱 豆賀波師良〉楹也 唐韻云楹〈音盈〉柱也」
*源氏物語〔1001〜14頃〕賢木「かめにささせて、ひさしのはしらのもとにおしやらせ給ひつ」
*栄花物語〔1028〜92頃〕松の下枝「御船とどめて御覧ずれば、古き橋の柱ただ一残れり」
*天草本伊曾保物語〔1593〕ネテナボ帝王イソポに御不審の条々「ダイガランノ ウチニ faxira (ハシラ) タダ イッポン アッテ」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕下「はしらをばひゃう、とらのかはにてつつませたり」
 
②帆柱・電柱など、直立して物を支え持つ材。支柱。
*蜻蛉日記〔974頃〕上・天暦一〇年「丁のはしらにゆひつけたりし小弓の矢とりて」
*大観本謡曲・檀風〔1465頃〕「これは柱を立て、帆を引きたる船にて候程に」

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