はたご【旅籠】

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数え方(読み方)・単位

一軒(いっけん)

解説

近世、宿駅に置かれた食事つきの宿屋のことで、「軒」で数えます。

意味

①馬の飼料を入れて持ち運ぶ旅行用の籠。
 
②旅行中に食物・手回り品などを入れて持ち歩く籠。また、それに入れた食物。
*宇津保物語〔970〜999頃〕吹上上「はたごふたかけに、道の程のもの入れて、よき馬におほせたり」
*今昔物語集〔1120頃か〕二〇・四六「食物は郡不被知ずして旅籠を具したり」
*随筆・閑田次筆〔1806〕一「はたご〈俗云駄荷のことなり〉をばときわけてかち人に負せつ」
 
③旅館の食事。
*文明本節用集〔室町中〕「旅籠 ハタゴ 旅宿ノ食也」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Fatago (ハタゴ)〈訳〉旅館の食べ物。Fatagouo (ハタゴヲ) クウ」
*仮名草子・東海道名所記〔1659〜61頃〕二「出立(でたち)のはたごをうちくひ、わらうづしめはき、笠うち着て、楽阿彌も男も、宿を出て行」

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