はやし【林】

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数え方(読み方)・単位

一むら(ひとむら)

解説

「むら」は群をなして生える樹木・草木を数える語です。
⇒もり(森)

意味

①(「生(は)やし」の意)樹木の群がり生えている所。
*万葉集〔8C後〕五・八二四「梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の波也之(ハヤシ)にうぐひす鳴くも〈阿倍奥嶋か〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「林 説文云平地有木曰林〈力尋反 和名波夜之〉」
*源氏物語〔1001〜14頃〕横笛「御寺のかたはらちかきはやしにぬきいでたる筍」
*天草本伊曾保物語〔1593〕山と、杣人の事「ソノ ソマビト ヲノノ エヲ シスゲテ カラ、ヤマ、fayaxiuo (ハヤシヲ)コトゴトク キリクヅスニヨッテ」
 
②(比喩的に)物事の多く集まっているところ。
*万葉集〔8C後〕七・一〇六八「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ〈人麻呂歌集〉」
*新撰菟玖波集〔1495〕雑・一「たが心かくまでそめし春の花 かすむはやしのふでのうす墨〈智蘊〉」
*童子問〔1707〕下・三六「史者、治乱得失之林、不可不読焉」
*案内者〔1922〕〈寺田寅彦〉「全くの独学で現代文化の蔵して居る広大な知識の林に分け入り」
*手袋のかたっぽ〔1943〕〈永井龍男〉「人から借りた写真雑誌の東安市場風景は、自転車置場の自転車の林や人だかりした露天の曲芸師」

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