パイプ【pipe】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

喫煙具のパイプ、管は共に「本」で数えます。

意味

①液体、気体、また電線などを通すための管。金属、木、合成樹脂などで作られる。
*工学字彙〔1886〕〈野村龍太郎〉「Pipe 管、パイプ」
*死刑囚と其裁判長〔1922〕〈中西伊之助〉一「そのパイプの尖端からは、青白い焔が、強烈な勢ひで噴出してゐた」
*青い月曜日〔1965〜67〕〈開高健〉二・大当り「低い天井にはビルの巨大なパイプが走り」
 
②(①から転じて)二者相互の意思疎通を助ける人や機構をいう。
*日々の収拾〔1970〕〈坂上弘〉「世間ではその怒りも一つのパイプにはなり得るのに」
 
③笛。呼子。
*おとづれ〔1897〕〈国木田独歩〉下「車長のパイプすでに響きし後なることは」
*崖〔1947〕〈梅崎春生〉「パイプ一声、私が汗を流しながら吊床の縄をくくっていると」
 
④洋式喫煙具の一種。
 
(イ)刻みタバコのための喫煙具。タバコを詰めるものと、それに接続する軸および吸口からなる。
*風俗画報‐七一号〔1894〕大婚御祝典奉祝献品者「『パイプ』一箇 東京市日本橋区横山町二町目 青木徳松」
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉八「例の琥珀のパイプで、きな臭い烟草をふかしながら」
  
(ロ)紙巻きタバコに用いる吸口。
*内地雑居未来之夢〔1886〕〈坪内逍遙〉一〇「左手の掌底に二寸程の『パイプ』(西洋の巻煙草の煙管)を蔵して」
*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉投機・六「紙莨(シガレット)をメションの吸口(パイプ)に挿しながら」

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