へび/ヘビ【蛇】

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数え方(読み方)・単位

一匹(いっぴき)、一本(いっぽん)

解説

原則として「匹」で数えますが、ヘビのオモチャなどは「本」「個」でも数えます。

意味

①爬虫類有鱗(ゆうりん)目ヘビ亜目に属する動物の総称。体は細長い円筒形で、縄状を呈する。体表は小鱗でおおわれ、四肢は退化・消失している。口は大きく開き、きわめて大きな獲物でも飲みこむ。舌は細長く、先端は二またに分かれる。腹面のうろこは前進運動をたすける。口内に毒牙を持つもの(毒ヘビ)もあり、人畜に被害を与える。シマヘビ、アオダイショウ、ニシキヘビ、マムシ、コブラ、ハブなど。へみ。くちなわ。ながむし。《季・夏》
 
*源平盛衰記〔14C前〕一四・小松大臣情事「大なる蛇(ヘビ)はひ出て、重盛の右の膝の下へはい入けり」
*鑑草〔1647〕一「赤いろなる蛇(ヘビ)かのつまの口へとび入けるが」
*俳諧・俳諧歳時記〔1803〕上・兼三夏物「蛇(ヘビ)」
*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Serpent 蛇(ヘビ)」
*五百句〔1937〕〈高浜虚子〉大正六年「蛇逃げて我を見し眼の草に残る」
 
②(比喩的に)執念深いこと。また、その人。
 
③訊問所をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕
 
④(形が①に似ているところから)帯をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語構成様式并其語集{1935}〕

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