ひ【日】

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数え方(読み方)・単位

一日(ついたち)、一日(いちにち)

解説

1か月の日付をいう場合、1日は「ついたち」といい、2〜10日と20日 (はつか) ・30日 (みそか) の場合は「日 (か) 」を用いて表すことができます。

意味

①太陽。日輪。
*古事記〔712〕上・歌謡「青山に 比(ヒ)が隠らば ぬばたまの 夜は出でなむ」
*万葉集〔8C後〕三・三一七「天の原 ふり放け見れば 渡る日の 影もかくらひ 照る月の 光も見えず〈山部赤人〉」
*堤中納言物語〔11C中〜13C頃〕花桜をる少将「ひさしあがるほどに起き給ひて」
 
②太陽の光や熱。日光。日ざし。
*万葉集〔8C後〕一〇・一九九五「六月の地さへ割けて照る日にも吾が袖乾めや君に逢はずして〈作者未詳〉」
*浄瑠璃・近江源氏先陣館〔1769〕二「日も夕陽に斜なれば」
 
③太陽が東に出てから西に沈むまでの間。ひるま。ひる。日中。
*古事記〔712〕中・歌謡「日日並(かかな)べて 夜には九夜 比(ヒ)には十日を」
*万葉集〔8C後〕三・三二四「春の日(ひ)は 山し見がほし 秋の夜は 河し清(さや)けし〈山部赤人〉」
*源氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「日くれて、惟光参れり」
 
④時間の単位としての一日。また、その重なり。
(イ)日の出から次の朝の日の出まで。日没から次の日没まで。天文学的には午前零時から午後一二時まで。二四時間。一昼夜。一日。
*三教指帰〔797頃〕上「日慎一日。時競一時。孜孜鑽仰。切切斟酌」
*土左日記〔935頃〕発端「日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに夜ふけぬ」
*浮世草子・西鶴織留〔1694〕三・三「我もむかしは、日に一筋づつ下帯かきかへたる男」

(ロ)時の流れの中のある時点、時期を、単位としての一日になぞらえていう。時。折。一時期。時代。「若き日の彼女」
*万葉集〔8C後〕三・二四三「大君は 千歳にまさむ 白雲も 三船の山に 絶ゆる日(ひ)あらめや〈春日王〉」

(ハ)一定の日。日限。また、日時。
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「日を定て、御かりに出たまうて」
*古今和歌集〔905〜914〕秋上・一七九・詞書「なぬかの日の夜よめる」
*枕草子〔10C終〕二六・たゆまるるもの「精進の日のおこなひ」
*源氏物語〔1001〜14頃〕蜻蛉「日を延べても、さる事はする物を」

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