ひじき【鹿尾菜/羊栖菜】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一袋 (ひとふくろ)

解説

海藻としては「本」「株」で数えます。小売単位は「袋」など。

意味

褐藻類ホンダワラ科の海藻。北海道、東北北部を除く各地の海岸の岩礁上の干潮線付近に繁茂する。長さ一五〜三〇センチメートル。茎状部は円柱状で一〜三回羽状に分枝。小枝は多肉質で気胞がある。葉状部はへら形または菱形で縁に粗い鋸歯(きょし)があり、早落性できわめて小さなものだけにみられる。生殖器托は円柱状で小枝に叢生。生時は黄褐色だが乾燥すると黒褐色に変わる。食用にされヨード・灰分など栄養価に富む。ひじきも。学名はHizikia fusiformis 《季・春》
 
*大和物語〔947〜957頃〕一六一「ひじきといふものをおこせて」
*俳諧・毛吹草〔1638〕二「正月〈略〉ひじき」
*談義本・教訓雑長持〔1752〕一・海鹿の九蔵天狗に逢ひし事「からくり人形の歩行(あるく)やうなれば、狗脊(ぜんまい)に似た物じゃとて、海鹿(ヒジキ)とは異名を付ける」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕二・下「雲脂(ふけ)の溜ったおめへの天窓(あたま)は、鼠尾藻(ヒジキ)の白和(しらあへ)だ」
*博物図教授法〔1876〜77〕〈安倍為任〉一「羊栖菜(ヒジキ)は海藻類にして南海に多く産す。虎栖菜(ながひじき)より稍短きを以て名を異にす。味ひは同じ」

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