ひろま【広間】

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数え方(読み方)・単位

一間 (ひとま)

解説

「間 (ま) 」は建物の中の仕切られた空間をいうのに用いる語です。
⇒へや(部屋)

意味

①会合や来客の接待などに用いる広い座敷。特に、桃山時代後半から江戸時代にかけての書院造りの表座敷をさす。
*たまきはる〔1219〕「ひさしの中の間に、御座二畳ならべて、ひろまのはしに切畳」
*匠明〔1608〜10〕殿屋集「主殿 当代は広間と云り」 
*狂言記・秀句大名〔1700〕「只今頼だ人、ひろまへ出させられた」
 
②江戸時代の大名・貴族などの屋敷で、玄関の次に設けられた部屋。
*仮名草子・身の鏡〔1659〕上「広間(ヒロマ)に相詰御出でを相待申」
*咄本・鹿の子餠〔1772〕雷「取次聞て、広間(ヒロマ)の帳附の方へふりむき」
*家屋雑考〔1842〕五「広間〈弓之間 鉄砲之間 長柄之間〉 玄関の内を広めて、そこを広間とよぶ事となれり。広廂より転じたる名なるべし」
 
③近世、江戸城の大奥にあった一室の名。上下段に続く座敷。また、一般の大名屋敷でも、これに準じた奥の一室をさすこともある。
*浮世草子・武家義理物語〔1688〕一・二「丹州亀山の城主につかへて、やうやう広間(ヒロマ)の番組に入、外様のつとめをせしが」
 
④近世、町奉行所の大広間。また、町奉行所。
*浮世草子・商人職人懐日記〔1713〕五・一「染物屋御広間へ願ひ申、金子の主なる証拠に、財布のやうす、〈略〉こまかに相のべぬ」

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