ひさし【庇/廂】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

意味

①建物の内部で、母屋(もや)の外側の部分。母屋だけの建物が外方に発展してできたもの。ひさしのま。

*蜻蛉日記〔974頃〕下・天祿三年「南のひさしにいでたるに」
*源氏物語〔1001〜14頃〕桐壺「おはします殿の東のひさし、東むきに倚子立てて」
*古今著聞集〔1254〕九・三四四「清涼殿の東の廂にて、又小弓ありけり」
*とはずがたり〔14C前〕一「ひさしに候公卿たち、なにか、みさはぐ、人だまなりといふ」
 
②牛車の窓や家の出入口・縁側・窓などの上に突き出した、日や雨を防ぐ小屋根。

*小川本願経四分律平安初期点〔810頃〕「有る比丘房を作りて、四辺に檐(ヒサし)を出して、上に蘭楯を安かむと欲ふ」
*源氏物語〔1001〜14頃〕宿木「ひさしなき糸毛三つ」
*俳諧・曠野〔1689〕員外「忍ぶともしらぬ顔にて一二年〈野水〉 庇をつけて住居かはりぬ〈荷兮〉」

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