ひと【人】

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数え方(読み方)・単位

①一人 (ひとり) 、一人 (いちにん)
②一名 (いちめい)
③一氏 (いっし)
④一方 (ひとかた)
⑤一口 (ひとくち)
⑥一個(いっこ)、一体 (たい) 、一頭 (いちず)

解説

①人数は「1人 (ひとり) 」「2人 (ふたり) 」「3人 (さんにん) 」「4人 (よにん) 」…のように数えます。

②参加者数・定員数・合格者数・卒業者数など、リストとして名前を書き出すことができる人数は「名」で数えます。例:「卒業生315名」

③個人名を挙げた後、それらに敬意をこめて数えるときに「氏」を用います。例:「3氏を候補者として推薦」

④「方」は「お」を伴って、人を丁寧に数える語です。例:「おふた方ご出席」

⑤「口」は特に同じ職業や立場の人をまとめて数える際に用いる語です。例:「講師20口」

⑥古くは人を「個」「体」「頭 (ず) 」でも数えました。「1個の人間」の「個」は「己」とも書きます。

意味

①生物中の一類としての人間。下肢で直立歩行し、上肢は手の機能を果たすようになり、地上生活を営み、道具を使用し、さらに大脳の著しい発達によって、言語、思考、理性の能力、また文化的創造の能力を有するに至ったもの。人間。生物学上は、脊椎動物門哺乳綱霊長目ヒト科に分類される。

ひとの進化の段階として、一般に猿人、原人、旧人、新人が考えられており、これら化石人類は数属に分かれるが、現生人類はすべて一属一種、すなわちホモ‐サピエンスであり、狭義にはこれを「ひと」という。現生人類における人種は、生物学上の亜種または変種に相当する。自然科学の対象以外では、「ひと」は動物や植物などと同位概念として、あるいは自然と対立する概念として用いられる場合が多い。
 
*古事記〔712〕中・歌謡「一つ松 比登(ヒト)にありせば 太刀佩けましを 衣着せましを」
*枕草子〔10C終〕四一・鳥は「鸚鵡(あうむ)、いとあはれなり、人のいふらんことをまねぶらんよ」
*徒然草〔1331頃〕七「命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし」
 
②人類以外の生物で、人間に準ずる体形や能力を有すると考えられるもの。人類から類推した天人、火星人など。
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「月の都の人也」
*丹後風土記逸文(釈日本紀所載)〔1274〜1301〕「天上の仙(ひじり)の家の人(ひと)なり」

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