ひつ【櫃】

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数え方(読み方)・単位

一架 (いっか) 、一合 (いちごう) 、一棹 (ひとさお)

解説

「架」は高くかけ渡した棒・棚を数える語です。「合」は蓋 (ふた) のある容器を数える語です。

意味

①上に向かってふたのあく大形の箱。長櫃(ながびつ)、折櫃(おりびつ)、唐櫃(からびつ)、小櫃(こびつ)など。また、飯を入れる木製の器。飯櫃(めしびつ)。おひつ。

*日本書紀〔720〕大化元年八月(北野本訓)「鍾(かね)匱(ヒツ)を朝(みかと)に設けて詔して曰く」
*万葉集〔8C後〕一六・三八一六「家にある櫃(ひつ)に刺(かぎさ)し蔵めてし恋の奴のつかみかかりて〈穂積皇子〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「櫃 魴切韻云櫃〈音貴 比豆 俗有長櫃韓櫃明櫃折櫃小櫃等名〉似厨向上開闔器也」
*源氏物語〔1001〜14頃〕明石「御衣ひつあまたかけ、たまはす」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉二「匣の大にして長きを櫃又長持と称ふ」
 
②金庫・手提金庫などをいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕

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