ひょうたん【瓢箪】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一個(いっこ)、一瓢 (いっぴょう)

解説

植物としては「本」「株」で数えます。ヒョウタンの実は「個」「本」などで数え、雅語的に数えるときは「瓢」を用います。実を容器に加工したものは「個」「本」で数えます。

意味

①ひさごとかたみ。酒などを入れるひさごと、飯を盛るかたみ。
*和漢朗詠集〔1018頃〕下・草「瓢箪しばしば空し、草顔淵が巷に滋し〈橘直幹〉」
 
②ウリ科のつる性一年草。ユウガオとは同種で、変種として区別される。全体に毛を密布する。茎は二またに分岐する巻ひげをもち他物にからむ。葉は互生して長柄をもち円状心臓形でしばしば掌状に浅く裂ける。雌雄同株。夏、葉腋に長い花柄を出しユウガオに似た白い漏斗状花をつける。果実は液果で長く、中央部がくびれ、上と下は大きさが異なる。成熟したものは果皮がきわめて堅くなり、容器や装飾品に用いられる。漢名、葫蘆・蒲蘆。ひさご。ふくべ。学名はLagenaria siceraria var. gourda 《季・秋》 ▼ひょうたんの花 《季・夏》
 
*元和本下学集〔1617〕「瓢箪 ヘウタン」
*俳諧・毛吹草〔1638〕二「八月〈略〉瓢箪(ヘウタン)のみ」
*浮世草子・好色盛衰記〔1688〕三・一「闇の夜になりぞこなひの瓢箪」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉三「実長きを夕顔といひ、実に約(くくり)あるを瓢箪(ヘウタン)といひ、円なるを匏(ふくべ)といふ」
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「ヘウタン 胡蘆」

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