ほんぞん【本尊】

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数え方(読み方)・単位

一尊(いっそん)

解説

「尊」は本尊や石仏を数える語です。

意味

①寺院・仏壇などで中央にまつられ、信仰・祈りの主な対象となる仏像。また、個人が特に信仰する仏。本尊仏。
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「七歳より俊蔭がつかうまつる本尊、あらはれ給へ」
*太平記〔14C後〕一二・神泉苑事「三角の壇を構へ、本尊(ほんゾン)を北向に立て」
*御伽草子・ささやき竹〔室町末〕「仏前のほんぞんを踏み散らし僧正もあをのけに蹴倒されて」
 
②事件の中心人物。当人。本人。物や事象についても用いられる。
*玉塵抄〔1563〕三「風流をたつる徒党には此二人を本尊にしたぞ」
*東京新繁昌記〔1874〜76〕〈服部誠一〉三・新橋鉄道「実に開化の本尊、文明の始祖と謂て可なり」
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉一〇・九「殊に本尊の敏君が明らかに決心の程を示して居るし」

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