ほり【堀・濠・壕・塹】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①地を長く掘って水を通した所。掘割り。
*九条公爵家所蔵延喜式裏文書‐宝亀四年〔773〕二月三〇日・太政官符案(寧楽遺文)「堀四処」
*落窪物語〔10C後〕二「片輪をほりにおしつめられて」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Foriuo (ホリヲ)ホル。〈略〉Foriuo (ホリヲ)ウムル」
*元和本下学集〔1617〕「ホリ 堀也」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉二「地を堀り穿ちて水を通する処を溝といひ塹(ホリ)といふ」
 
②掘りぐあい。
*大道無門〔1926〕〈里見〉厄日・二「うちの井戸は、掘りが浅いせいか」
 
③(「濠」「壕」とも書く)城などの周囲を掘って敵の侵入を防ぐ施設。必要に応じて水をたたえたりする。
*太平記〔14C後〕六・赤坂合戦事「馬より飛下て、堀(ホリ)の上なる細橋さらさらと走渡り」
*説経節・をくり(御物絵巻)〔17C中〕六「むまやのていを、御らんある、四ちゃうかいこめ、ほりほらせ、山だし、八十五人ばかりして、もちさうなる、くすのきはしらを、さうに八ほん、たうたうと、よりこませ」
*倫敦塔〔1905〕〈夏目漱石〉「濠(ホリ)の内からかいつぶりがひょいと浮き上る」
 
④魚が産卵するために川底につくる小さなくぼみ。

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