数え方(読み方)・単位
一面(いちめん)
解説
助数詞・単位の「面(めん)」は、表面で勝負を行う場所や遊戯物を数えます。コート・グラウンド・プール・リングなども面で数えます。例:「2面のテニスコート」
意味
①陸上競技場で、トラックに囲まれた内側の部分。また、そこで行なわれる競技。
*日独対抗競技〔1930〕〈阿部知二〉「空虚な巨大な楕円形のフィイルドと、トラックの白い線」
*日本文化私観〔1942〕〈坂口安吾〉四「フィールドの片隅で砲丸を担いだりハンマーを振廻してゐたのである」
②野球場の内野と外野。
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉「フィールド 野球語Field (英)野球にて『ホーム』と三個の塁とを結び付くる四辺形以外の場面の称」
③ラグビー、ホッケーなどを行なう競技場。
*自由と規律〔1949〕〈池田潔〉その生活・一「それぞれ季節に応じて対校競技の行われるフィールドが築かれる」
④物理学で、場。「電場」「磁場」など。
⑤学問などの領域。分野。
*愛と認識との出発〔1921〕〈倉田百三〉異性の内に自己を見出さんとする心・上「その認識論は〈略〉私を新しい明るいフィールドに導くに相違ないと思った」
⑥野原。野外。
*新らしい言葉の字引〔1918〕〈服部嘉香・植原路郎〉「フィールドField (英) 野。原野」