数え方(読み方)・単位
一台(いちだい)、一個(いっこ)、一回(いっかい)
解説
装置は「台」で、閃光電球は「個」で数えます。フラッシュをたく回数は「回」で数えます。
意味
①夜間または光量不足の場所で写真を写す時、人工的に発する瞬間的な強い閃光。マグネシウムを燃したり、閃光電球を用いたりする。また、その装置。
*第一の世界〔1921〕〈小山内薫〉「君、フラッシュを持って来たか」
*父─その死〔1949〕〈幸田文〉葬送の記「フラッシュが光った」
*恋人たちの森〔1961〕〈森茉莉〉「ギドウの翻訳で芝居を演った新劇の連中から贈られた花束を、パウロが捧げる時、方々でフラッシュが焚かれた」
②映画・テレビの瞬間的な短い場面。
*モダン用語辞典〔1930〕〈喜多壮一郎〉「フラッシュFlash 英 閃光、ヒラメキ。映画で瞬間的にスクリーンに現はれる場面」
*映画雑感〔1930〜35〕〈寺田寅彦〉三・四「簡潔で有力な幾コマかをフラッシュで見せたい」
③通信社が新聞社・放送局などに電信で送る速報、特報。また、ニュースの速報。